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(私の驚き:「法律で、インクルージョンの実施がある程度定められてる!?」)
アメリカにおける障がい児教育に関する法律 ( EHA: the Education for the Handicapped Act, 現在は改正されて IDEA: Individuals with Disabilities Education Act ) の中には、「インクルージョン」という言葉こそ直接入ってはいないものの、障がいを持った子供の教育的措置を考えるときにインクルージョンを"第一の選択肢"として考えることを強くサポートする、「最も制限の少ない環境」(LRE: Least Restrictive Environment) という考え方が提唱されています。
この用語が実際にどういう環境を意味するか、ということは一つの議論の的でもあるのですが、法律の中では
| 「現在障がいを持っている子供がもしもその障害を持たなかった場合、最も適切であると考えられたであろう環境」
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と説明されています。"障がいをもたなかった場合入ったであろう環境"、つまりは「通常学級」を指し示していると多くの場合解釈されています。そしてこのIDEAという法律により、3〜5歳および学齢児に対して、可能な限り障がいを持たない子供たちと一緒の場における教育を提供することが各州に義務づけられています。
この、"可能な限り"ということの説明として、
| 「補助的なサービス・器具・工夫等を用いてもなお、その(障がいを持った)子供の教育が、普通教育の場面では十分に提供できない場合のみ」
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をインクルージョン実施の例外として「特殊学級、特殊学校等、普通教育の場から離した教育」を認める、ことも同じ法律に書かれています(Thompson,B., et al., 1993, NICHCY: The National Information Center for Children and Youth with Disabilities)。
このLREという考え方が最初に法律に書かれたのは、全障がい児教育法が制定された1975年という、25年も前のことでした。その後インクルージョンに対する動きはさらに活発になり、1993年に行われた調査の結果では、障がいを持った子供を受け入れている、主に3〜5歳対象のプログラム(日本で言う幼稚園・保育園)の割合は、1986年の37%から1990年には74%までのびたことが明らかになりました( Wolery et al., 1993)。法律に支えられつつ、十数年の間に実際の現場も確実に変化してきている様子が分かります。
文責:笠原真帆
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